独身者の暮らし

近年増加傾向にある独身生活者。一般的に孤独で寂しいイメージを持たれがちですが、その実態はどのようなものなのでしょう。一人で暮らす毎日を時に笑い、ある時は悲しみに暮れ、今日も多くの独身者がこの国に生きているのです。

独身者の帰り道

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夕暮れ時など、独身者の帰り道ほど哀愁が漂うものはありません。


1人で歩く帰り道、片手にはスーパーのレジ袋などが下がっているかもしれません。


コツコツと自分の足音だけが響く薄暗がりの帰路の中で、頭の中は今日の出来事の回想や帰宅後の予定を思いめぐらせているのかもしれません。


または、疲れて何も考えることが出来ないこともあるでしょう。


いずれにせよ、独身生活者が最も独身の身であると痛感するのは、家のドアを開けたとき、部屋の中は真っ暗だということです。


自分で部屋の明かりをつけ、手荷物を置くと、静かな部屋に自分だけの独特な時間が流れます。


とはいえ、住み慣れた自分の部屋はやはり安心するものです。


シャワーを浴びて一日の疲れを洗い流すのが先か、それとも、夕食の支度を始めるのが先か。


そこには10人いれば10通りの、まさに10人十色の帰宅後の過ごし方があるのです。